実験の自動化

これまでの生命科学では、実験操作は主に人の手で行われ、ある種の職人芸的な部分がありました。十分に訓練された実験手技は今後も重要ですが、生命科学の扱う問題の複雑化・大規模化に伴い、大量のサンプル処理、同じ操作の繰り返しなど、自動化による効率化が必要となってきています。一方で、実験ロボットは特定の用途にしか使えないものも多く、汎用機器は高額であるなどの問題がありました。当研究室ではOpentrons社OT-2 Liquid Handling Systemを導入しています。一般的なプログラミング言語であるPythonを使って実験手順を記述でき、3Dプリンターで作成した自作パーツと組み合わせることで、さまざまな実験手順に対応できます(実際の動作をご覧いただけます:https://youtu.be/1XGYOc1OgVU)。