メンバー
室長
加藤 孝一
近年FDG-PETやアミロイド-PETなどでPETイメージングによる診断が注目集めています。これらの診断が可能になったのは腫瘍やアミロイドβに特異的に集積するPETトレーサーが開発されたことが基盤になっています。私たちのグループでは新しい診断法の開発につながるようなPETトレーサーを作り出すことを目的として研究を行っています。
私は大学院博士課程で有機合成を専攻して学位を取得した後、PETトレーサーを開発する分野に携わるようになりました。そのためNCNPの動物画像解析施設は国内の他のPET施設と比べると“合成力”のあるPET施設だと思っています。また私はIBICの放射性トレーサー研究室長を併任しており、病院でPETを利用する臨床研究が実施される場合にはトレーサー供給のサポートをしています。
今後も新しいPETトレーサーの開発研究を続けるとともに、合成力を活かし、NCNPでPET研究をする研究者にとって動物画像解析施設やIBICがケミストのいるPET施設で良かったと思われるようにしていきたいと思います。
非常勤研究員
橋戸 和夫
センター研究補助員
石田 浩子