National Center of Neurology and Psychiatry



第二研究室長(情報医療研究室長)

山下 祐一 医師、博士(医学)
YAMASHITA Yuichi, MD, Ph.D.


<プロフィール>
医師、博士(医学)、精神保健指定医、精神科専門医・指導医、日本医師会認定産業医。 現在の主な研究テーマは、環境情報と人間の脳機能との関わりから病因を探り、それに対して適切な対策をとることによって病気を治療する「情報医療」のアイデアに基づいて、神経・精神疾患に対する新しい非薬物療法を開発することです。動物やヒトを対象にした基礎研究から、実際の患者さんを対象とした臨床研究まで多方面からのアプローチを進めています。

また、情報処理機構である脳の計算原理の観点から、その失調としての神経・精神疾患を理解しようとする計算論的精神医学という新しい研究手法を用いた研究を行っています。特に、階層的に構成された脳領域間の相互作用の神経ダイナミクスとその異常を、予測運動制御の計算理論(予測符号化)に基づいた神経ロボティクス実験により研究しています。

*計算論的精神医学のプロジェクトは、早稲田大学(尾形研究室)、慶應義塾大学(精神・神経科学教室)、名古屋大学(片平研究室)、沖縄科学技術大学院大学:OIST (谷研究室)との共同研究です。
また、JST CREST「認知ミラーリング:認知過程の自己理解と社会的共有による発達障害者支援」のプロジェクトの一部としても行っています。
>>>「認知ミラーリング」紹介へのリンク

<連絡先>
yamay

●経歴

  • 1998 東北大学医学部医学科卒業。同附属病院神経精神科にて医員(研修医)
  • 2000 東京都立松沢病院精神科 医員
  • 2006 独立行政法人理化学研究所脳科学総合研究センター
  •     動的認知行動研究チーム テクニカルスタッフ
  • 2010 同チーム リサーチアソシエイト
  • 2011 独立行政法人科学技術振興機構
  •     ERATO岡ノ谷情動情報プロジェクト 研究員
  • 2013 現職


●主な業績

[論文]

  • Yamashita Y, Tani J. (2008). Emergence of functional hierarchy in a multiple timescale neural network model: a humanoid robot experiment. PLoS Computational Biology 4(11): e1000220.
  • Yamashita Y, Okumura T, Okanoya K and Tani J (2011) Cooperation of deterministic dynamics and random noise in production of complex syntactical avian song sequences: a neural network model. Front. Comput. Neurosci. 5:18.
  • Yamashita Y, Tani J (2012) Spontaneous Prediction Error Generation in Schizophrenia. PLoS ONE 7(5): e37843.
  • 山下祐一、松岡洋夫、谷淳 (2013) 計算論的精神医学の可能性:適応行動の代償としての統合失調症, 精神医学 55: pp885-895.
  • Yamashita Y, Fujimura T, Katahira K, Honda M, Okada M, and Okanoya K (2016) Context sensitivity in the detection of changes in facial emotion. Scientific Reports 6, 27798.

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