患者の皆様へ

国立精神・神経医療研究センター病院
病院長　中込和幸

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このたび、当センターの研究所で職員1名が新型コロナウィルスに感染していることが判明しました。
研究所職員は3月30日より体調不良のため欠勤し、体調が回復しないため4月2日にPCR検査を行い、4月6日にPCR陽性であるとの報告を受けました。職員は、現在自宅で静養しておりますが、概ね経過は良好です。

当該職員は発症前2週間、患者さんとの接触はありませんでしたが、2名の濃厚接触者を含め、職員9名との接触が認められ、そのうち病院職員が4名含まれていました。なお、濃厚接触者2名は病院職員ではありませんでした。接触者9名はいずれも4月3日から、接触した時期によって、それぞれ4月8日あるいは10日まで自宅待機状態にあります。現時点では、自宅待機者のうち、濃厚接触者の1名が発熱したほかは、良好な健康状態を維持しております。

その他の職員に関しては、感染予防に留意して、可能な者は在宅勤務にシフトしながら、通常業務をこなしているところであります。感染予防対策及び人員の減少により、医療サービスの内容に関して、若干の変更を余儀なくされることをどうかご理解いただければと思います。

皆様には大変ご心配をおかけしておりますが、引き続き感染拡大防止に全力を尽くしながら、患者さんの医療が滞ることがないよう努めて参る所存ですので、ご理解の程お願い申し上げます。

今後、状況の変化に応じて、あらためて周知させていただきますので、よろしくお願いいたします。

令和2年4月9日