脳ドックのご案内

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脳ドックについて

脳ドックとは、脳梗塞などの脳疾患発症リスクを早期に発見するために、MRIや血液検査など、さまざまな方法で調べる検診コースの総称です。
脳梗塞やくも膜下出血などの脳血管疾患(いわゆる脳卒中)は、突然発症してそのまま命に関わるケースも少なくありません。また、発症後に一命をとりとめたとしても、麻痺や言語障害などの後遺症を残すケースも多く、一度の発症で人生を大きく左右する恐れのある疾患です。実際、脳卒中は日本人の死因の第4位、要介護者の原因の第1位です。
自覚症状などの前触れなく発症することが多いため、病気を未然に防ぐためには、高血圧や糖尿病をはじめとする発症リスクを減らすことが重要となってきます。

専門医による診断

検査だけを行っても意味はありません。また、脳の病気は全身の状態と関連していることも多く、脳だけを考えてもドックとしては十分とは言えません。
このため、当院の脳ドックでは、検査の実施のみならず、この検査の結果を、適切な専門医が読影・診断することを重視しています。たとえば、MRIの読影は日本医学放射線学会診断専門医、結果の総合判定および説明は日本神経学会専門医、総合内科専門医、脳卒中専門医をすべて有する医師が行います。これにより生活習慣を含めた総合的な診断および検査の説明が可能となり、初めて脳ドックの価値が十二分に活用されることになると考えています。

検査項目について

当院の脳ドックは、多面的に脳の健康状態を把握することに努めております。

MRI(磁気共鳴断層撮影) 脳動脈硬化や無症候性脳梗塞が見つかります。脳腫瘍や脳の萎縮などもわかります。
MRA(脳血管撮影) くも膜下出血の原因である脳動脈瘤や動静脈奇形などが見つかります。血管の閉塞や狭窄もわかります。
VSRAD(早期アルツハイマー型認知症診断支援MR検査) アルツハイマー型認知症で早期に出現する海馬、扁桃体、海馬傍回の萎縮の状況を調べます。
頸動脈エコー検査 頸動脈血栓の有無や動脈硬化の程度を調べます。
心電図 脳梗塞の原因となることがある心房細動などの不整脈を調べます。

 その他、血液検査、血圧測定、健康相談などを行います。

※ 脳ドックでは、基本的にはMRI検査を行いますが、体内に心臓ペースメーカや人工内耳、脳深部刺激術(DBS)や脊髄刺激療法術(SCS)後など、体内に一定の金属が残っている患者様はMRI検査を受けることができません。また、金属の材質が不明な場合も同様です。ご不明な点がございましたら、当院の放射線診療部までお問い合わせください。

MAGNETOM Verio(シーメンス)

Achieva 3.0T TX(フィリップス)

TEL:042-341-2711(内線7080)

なお、MRI検査の代わりにCT検査のオプションもございます。

受診当日の総合診断説明、健康相談

受診当日、検査終了後に結果説明が行われます。異常所見が見つかった場合はもちろんですが、脳の疾患に関連する内科的な予防法についてもご納得いただくまで十分な説明や指導ができます。
所要時間は、約3時間で、通常は午前中のみで終了します。

予約受付について

  1. 診療申込書に記入いただき、FAX願います。
  2. 予約をおとりし、ご予約通知書をFAXいたします。
脳ドック申込書 PDF 
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Excel 
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費用について

38,000円(税込み)
なお、その他の人間ドックなどと同様、発病していない方を対象とした検査になりますので、保険は適用されませんのでご注意ください。
また、MRI検査の代わりにCT検査等のオプションを使用した場合については、別途ご案内いたします。

検査当日について

検査予約時間の30分前にはご来院し、医事窓口03番で受付してください。
医事窓口03番で手続き後、医事課職員が放射線診療部にご案内します。