これから入院される患者さんへ

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病院からのお願い

以下の項目の説明を受け、ご理解の上、別紙で同意署名を頂き、ご協力いただけますようよろしくお願いします。

<もくじ>

  1. 1.安全な医療のために
  2. 2.感染防止のためのお願い
  3. 3.安心な環境のためのお願い

1.安全な医療のためのお願い みんなの協力で、事故のない安全・安心な医療にしましょう 

1. 患者さん間違いによる事故を防止するために、リストバンドの着用をお願いします。リストバンドのバーコード認証による本人確認を行います。
2. 同性や似たお名前の患者さんがいますので、お名前はフルネームでご本人またはご家族に名乗っていただき確認します。
 間違いのないよう、何度もお名前を伺うことがございます。ご了承ください。
3. 薬品や食品のアレルギーと感染症があるか、予防接種等の状況確認を行います。
4. 誤嚥による肺炎や窒息事故を防ぐため、飲み込みの状態に合わせた対策をします。
(例) 飲食をホールでとる ナースコールを準備する 食事時間はテレビを消す
5. お薬の間違い事故を防ぐために、以下のご協力をお願いします。

① お薬手帳をお持ちください。
② 入院中のお薬は、原則として新しいものを病院でお作りします。
 ※ 入院前に、外来主治医と当院採用のないお薬がないかご確認ください。

③ 毎日服用しているお薬をお持ちください。
④ お持ち頂いたお薬は、薬剤師または主治医・看護師にすべてお渡しください。
 ※ 入院後、別紙「内服管理計画書」を立案し説明いたします。

6. 院内で使うすべての医療機器は、臨床工学技士が点検し、職員が管理しています。自宅にある医療機器を持ち込む場合は、事前に主治医・看護師にご相談ください。職員に許可なく医療機器の操作・移動・取り外しをしないでください。
7. 保護室や一部の個室、ICUには、観察用カメラを設置しています。 この画像は1週間保存後に消去され、保存中は管理者が安全性の向上と危険防止のために必要と判断した場合にのみ閲覧し、他の目的には使用いたしません。
8. 倉庫やスタッフステーションなど、職員専用エリアへの立ち入りは禁止です。 他の病室に訪問することもお控えください。ご用の際は看護師にご相談ください。
9. 火災、自傷行為、違法行為等を招かないために、以下のご協力をお願いします。

危険物
火器類や薬品類、刃物類その他治療の妨げになる物は「危険物」として、病院内・病棟内への持ち込み及び使用・所持・差し入れをお断りいたします。見つけた際は、お手数をおかけしますが、自宅へお持ち帰りいただくか、お預かりをお断りし、廃棄処分をお願いする場合がございます。

準危険物
患者さんの個別症状によっては脅威になると主治医が判断し、一時的にお預かりさせて頂き使用を禁止するものや、病棟個別の特性によって持ち込みをお断りするものを「準危険物」としています。
※ 詳しくは、主治医や病棟看護師にお問い合わせください。

精神科病棟に入院される方へ
ガラス製の容器は持ち込めません。割れない容器でご準備ください
※ 粉コーヒー・化粧水等は、樹脂製かビニール容器に移し替えてお持ちください。

危険物
持ち込みをお断りするもの
準危険物
症状により主治医が判断するもの、病棟によりお断りしているもの
火器類 爆発物 火薬 花火 ライター マッチ タバコ ガラス類 鏡 グラス ビン 陶器
薬品類 可燃ガス・スプレー缶  お酒 アルコール類 シンナー類 漂白剤 違法薬物 多量の処方薬 刃物類 ハサミ 剃刀 フォーク 箸 ペン 爪切り 缶類・プルトップ 針 
刃物類 カッター ナイフ 薬品類

洗剤 柔軟剤 シャンプー リンス マニキュア 除光液

ひも類 電源コード くつひも タオル
衣類 ベルト マフラー ストッキング

※ 詳しくは、病棟看護師のお問い合わせ・ご相談ください。
※ 受動喫煙防止のため、センター敷地内は全面禁煙です。

薬物やアルコールの使用、自傷行為のある方へのメッセージ

薬物やアルコールの使用、あるいは、自分のからだを傷つける行為は、こころの痛みに対する「鎮痛薬」としてはたらくことがあります。そのため、「つらい今」を生き延びるために、これらの行動を手放せないと感じる人もいることでしょう。

しかしその一方で、そうした行動には困った点が2つあります。1つは、次第に量や頻度、程度がエスカレートしてしまい、自分の意志ではコントロールできなくなってしまうことです。そしてもう1つは、つらい状況に対して薬物やアルコール、自傷行為を用いて一人で対処することにより、周りからはあなたのこころの痛みが見えづらくなり、治療や援助の糸口が分かりにくくなってしまうことです。

入院は、あなた自身がセルフコントロールを取り戻し、薬物やアルコール、自傷行為以外の方法で自分を落ち着ける力を高めるために役立つ可能性があります。
その際、お願いが2つあります。

★1つは、安心・安全な治療環境を作るために協力するということです。
具体的には、危険物の持ち込みや所持品に関する約束事、面会や外出時の注意事項を守ってほしいのです。
★もう1つは、自分ひとりで解決せずに、私たちにあなたのこころの痛みを伝えてほしいということです。
具体的には、薬物やアルコール、自傷行為といった方法で自己対処する前に「クスリを使いたくなった」「飲みたくなった」「自分を傷つけたくなった」と教えてほしいのです。

もちろん、あなたはこれらのお願いを「むずかしい」「ちょっと無理」と感じるかもしれません。その場合には、遠慮せずにそのように教えてください。他によい方策はないか、私たちも一緒に考えてみたいと思います。

治療の主役はあなたです。あなたが望んでいること、大切にしていることを教えてください。それを踏まえて、私たちは治療の目標を話し合い、目標を実現するための具体的な方法を、一緒に考えていくつもりです。入院治療があなたの回復に役立つことを願っています。

10. 安全な範囲で活動をするために、以下のご協力をお願いします。患者さんの活動範囲は、治療に必要な「安静度」として主治医が決定します。(例)「 ベッド上 < 病室内 < 病棟内 < 建物内 < 敷地内 < 制限なし 」病棟の外に出るには、以下の(ア)(イ)、どちらも主治医の許可とお手続きが必要です。

(ア)院内での活動(病院の中、敷地の中の散歩・リハビリ)

① 主治医と決めた安静度に従ってください。
② 病院建物内・センター敷地内活動についてスタッフより説明します。
③ 「病院建物内・センター敷地内活動表」(以下、活動表)を、ご自分で保管・管理してください。

  病棟を出るときの手続き

① 活動表に必要事項(時間・行先)を記載してください。
② 外出する旨を病棟スタッフにお申し出ください。
③ 活動表をスタッフステーション前の所定の場所に提出し、出発してください。

  病棟に戻ったときの手続き

① (入口が施錠されている場合)病棟入口ドアの施錠を確認してください。
② スタッフに申し出てください。活動表をお返しします。

※ 新しい活動表が必要な時、退院時は、活動表を病棟スタッフにお返しください。

(イ)院外での活動(敷地内のスーパーでの買い物や自宅へ出かけ泊まる

① 主治医の許可を得てください。
② 「外出・外泊届」用紙をもらい、記入してください。
③ 出発の2日目までにスタッフに提出してください。
④ 出発時、用紙の控えとお薬をお持ちになり、外出中は携帯してください。
⑤ 外出・外泊中も、体調管理に注意を払うようお願いします。
⑥ 帰院が遅れる場合は、わかった時点で病棟へ電話連絡をお願いします。

※ 必要時は、「(外出・外泊・面会・付添い)患者報告用紙」もご記入をお願いします。

11. 転倒・転落事故や、それに伴う骨折や外傷を、「ゼロ」にすることはできません。

転倒防止のための身体拘束(ベルト)は、できるだけ行わないように努めます。入院時に、危険度を評価し、安全な環境と体力づくりを目指していきます。
評価の結果に合わせ、日中の活動・運動やリハビリテーションを検討します。

<転倒・転落を防ぐためのポイント>

① 日中はできるだけ体を動かして、筋力維持・向上し、昼夜逆転を防止しましょう。
② 動きやすい服装で、ズボンは裾を踏まない丈のものをご着用ください。
③ 履きやすく脱げにくい、踵のある靴を選びましょう。
  ※ サンダル、スリッパ等は脱げやすいので病院では履かないでください。
④ ベッドの高さは、座ったときに、しっかり足がつく高さに調節しましょう。
⑤ ベッドの周囲を整頓しましょう。適宜、ベッド柵の使用にご協力をお願いします。
⑥ 高柵ベッドをお使いの方の場合、そばを離れる際には、ロックがかかっていることを確認してから離れてください。
⑦ てんかん発作、骨粗しょう症など、転倒時の骨折や外傷の危険が高い場合には、保護用のパットや帽子をお勧めすることがあります。
⑧ 夜間のふらつきに注意し、就寝前にはトイレを済ませましょう。
⑨ 移動する際に見守りや介助を受けるよう説明されている方。また体調がすぐれない時は、ナースコールを押して、看護師の到着をお待ちください。

12. 病棟入り口付近にある避難経路図をご確認ください。 もしもの地震や火災等の災害時には、職員の避難誘導に従ってください。
13. 医療安全の詳しい取り組みについては、「医療安全管理規定」を閲覧できます。 ご希望の方は職員へお申し付けください。

2.感染防止のためのお願い みんなの協力で、感染症の発生・拡大を防ぎましょう。

1. 手洗いや手指消毒をこまめに行いましょう。

◎病室の出入り  ◎食事の前  ◎トイレの後

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2. 子供の患者さんのワクチン接種歴を確認する場合がございます。
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3. 感染症流行期は、面会と外出・外泊を控えていただくことがあります。
4. 食中毒防止のため、手作りの飲食物、なま物の持ち込みは、原則ご遠慮いただいております。

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5. ご家族の方へ

*面会・付き添いの許可は、院内および地域の最新の感染状況に合わせ検討しています。
*未就学児や体調のすぐれない方、大人数での面会はご遠慮いただいております。
*詳しくは、主治医・看護師にお問い合わせ・ご相談ください。

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3.安心な環境のためのお願い

1. 治療環境の独占は、お断りします
  • 急な治療変更、病状の急変・救命処置、緊急入院、その他の諸事情を優先し、患者さんのご希望に沿わない病棟・病室への移動をお願いすることがあります。
  • 主治医や担当職員との面談は、あらかじめご相談頂き、直接お約束ください。
2. トラブル防止のためにお守りください
  • 暴言・暴力、器物破損、セクハラ、ストーカー行為、盗撮、喫煙・飲酒、危険物持込み、違法薬物の所持・占有、これらは迷惑行為で診療妨害です。固くお断りします。
  • 建物・設備・備品等の破損・汚損は、弁償をお願いします。
  • 患者さん同士の、個人情報・金銭・本や雑誌・ゲーム・スマホ・貴重品等のやりとり、貸し借り、別の病室への訪問、宗教等への勧誘行為はお控えください。
  • 飲食物は、治療や検査の準備、アレルギーや薬の飲み合わせ等により制限がある患者さんがいます。面会時の差入れや、患者さん同士のやりとりはお断りします。
  • 貴重品や現金は、持ち込みを最小限にして、セイフティー・ボックスに鍵をかけて保管してください。もしも紛失や盗難被害に遭っても、病院は責任を負いません。
  • 郵便や通信販売、宅配便のご利用は、平日・日中の受け取り指定でお願いします。
    ※夜間や土日祝指定の受け取りは、お受けしておりません。
    ※お渡しの時に、手紙や荷物の中身に危険物がないか、確認させて頂きます。
  • 許可のない撮影・録音等(盗撮)の不正行為と、不正に入手した画像・動画・音声・情報等をマスメディアやインターネット等へ投稿する行為をお断りします。
  • 違法薬物の持込み・所持・保管・占有・使用・売買等の違法行為を確認した場合、今後の治療をお断りすることや、必要に応じ警察に相談する可能性があります。

3. 謝礼をお断りします
  • 当院は、一切の謝礼をお断りさせて頂きます。
ご意見・苦情など

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