複雑性PTSDの診断評価および心理療法についての臨床研究を進めています。診断評価については、国際トラウマ面接（International Trauma Interview: ITI）の日本語版開発と臨床群を対象とした妥当性研究を進めています。心理療法については、STAIR Narrative Therapyの日本での効果検証と実装普及に向けて取り組んでいます。

筑波大学人間総合科学研究科にて修士号（心理学）、山梨大学医学工学総合研究部（NCNP連携大学院）にて博士号（医科学）を取得しました。精神科クリニック等での勤務を経て、2008年より国立精神・神経医療研究センターおよび東京女子医科大学附属女性生涯健康センターにて、主にトラウマ関連の臨床と研究に従事してきました。

これまでにドメスティック・バイオレンス被害を受けた母子のフォローアップ研究、PTSDに対する持続エクスポージャー療法の無作為化比較試験、PTSDの病態解明と治療開発のための心理生物学的研究、複雑性PTSDに対するSTAIR Narrative Therapyの前後比較試験などに取り組んできました。