
「特別メニュー」を始めて数か月が経過しました。
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令和5年1月18日から開始した「特別メニュー」ですが、回数を重ねるごとに、ご好評を頂いております。
この「特別メニュー」の開始に当たり、コストを頂くのにふさわしいメニューを作成するには、従来の病院食メニューよりも自由度を上げる必要があると考えました。更にこの自由度の高い食事を選べる対象をどうするかについても検討を重ね、①食事療養に影響を及ぼさないこと、②アレルギーのある方だけでなく、嗜好でも禁止食品がある方へ医療事故発生リスクを防ぐ必要があること、③衛生管理上問題のないものであること、この3点を念頭に、この「特別メニュー」の選択が可能な食種を「一般常食・主食が米飯の方で、医師の許可のある方」とさせて頂きました。
このような理由で、特別メニューを選択できる食種の方は限られておりますが、開始より数か月が経過し、選択される患者様もどんどん増えてきました。
特別メニュー開始後、今日まで不動の人気メニューは下記のとおりです。
これらは全て当院の厨房内で「手作り」されたもので、配膳時間直前に盛り付けを開始しています。
一番人気の「カツサンド」は、カツを揚げた後、手早くサンドし専用容器に詰めるため、作業導線を工夫しながら調理に当たっています。稲荷寿司では、酢飯を油揚げに詰める際に、油揚げを破かないように慎重に行いながらも、配膳時間に間に合うよう手際よく、スタッフが息を合わせて調理を行っています。
その他のメニューの一部は下記のとおりです。
食事の調整が必要な食種を召し上がっている患者様におかれましては、特別メニューの選択が出来ず、申し訳ございませんが、病院食は「食事療養」として、治療の一環となります。
病院食では、大量調理ならではの特徴があり、更に全ての患者様の時々の体調や嗜好にあわせた食事に対応できていないこともあるかと思いますが、少しでも召し上がりやすい食事がご提供できるように、今後も委託職員と一丸となり努力させて頂きます。