栄養コラム
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うつ病や認知症等の増加に伴い、診療施設において精神科領域の患者さんの身体疾患(例えば、脂質異常症、肥満症、2型糖尿病、高血圧症等)コントロール目的で管理栄養士から「栄養食事指導」を受けることもあると思います。
従来、栄養食事指導で管理栄養士が経験する精神科領域の多くは、「摂食障害」や「アルコール依存」で、それ以外の精神疾患と「臨床栄養学」については、管理栄養士の養成課程でも学ぶ機会は多くありませんでした。
しかし、近年では栄養素や食事の仕方で精神疾患の療養や予防に効果を及ぼすというエビデンスが集まり、「精神栄養学」という概念も確立しつつあります。
精神疾患の専門病院に勤務する管理栄養士が各施設内で医療職種と共に対応したこと、経験したこと、そこから学んだ事例を基に、精神科領域における栄養食事指導の際の着目点、注意点をまとめた本も目にするようになりましたので、本屋さんで探してみてください。
国立精神・神経医療研究センター病院 栄養管理室では今後、このような視点から栄養のお話をさせていただく活動を考えております。
日々の皆様の生活にお役立ていただけると嬉しく思います。
令和4年6月 栄養管理室
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入院中の患者さんには食事で「癒し」を感じて頂けるよう、季節食材を用いた料理に関するお知らせを月2回作成し病棟へ掲示しています。