第13回「NCNPパープルデー 2022、てんかんセンター職員でBTS踊ってみた」YouTube公開

第13回
「NCNPパープルデー 2022、てんかんセンター職員でBTS踊ってみた」YouTube公開

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2022.10.11
「NCNPパープルデー 2022,てんかんセンター職員でBTS踊ってみた」YouTube公開
● 2023年9月30日までの限定公開です。

 2022年3月26日の世界てんかんの日「パープルデー」によせて、総合てんかんセンターの職員が制作した「踊ってみた」動画を、てんかん月間に合わせた10月1日にYouTube公開しました。

 パープルデーは世界各国で行われているてんかんの啓発イベントです。カナダのてんかん患者の少女が始めたと言われています。少女が好きだった紫をイメージカラーにしたので「パープルデー」になりました。総合てんかんセンターでは、2022年3月25日(金)にパープルデーのイベントを行いました。

 また活動の一環として、てんかん患者さんの支援の輪を拡げることができればと考え、啓発のメッセージをのせたダンス動画を制作しました。参加者は企画者の私、脳神経外科の飯島をはじめ、脳神経小児科の山本医師、荒井医師、荒川医師、神内医師、末永医師、3南病棟の大橋看護師です。2月から週1回のペースで5回練習、3月中旬の日曜日朝6時に病院に集合、3時間かけて撮影しました。

 人気グループBTSの曲を選びましたが、その理由のひとつは、BTSのファンクラブのテーマカラーが紫だったことにあります。「虹の最後の色が紫であるように、Army(ファンたち)の幸せが永遠に続きますように」という意味が込められているそうです。私たちも、てんかんの患者さんたちに幸せが訪れるようにとの願いを込めました。

 また、このダンスの振り付けには「国際手話」が入っていますので、耳が聞こえない人にも楽しめることも理由のひとつです。
 
 動画にはてんかん啓発のメッセージを載せていますが、最後の方に「何かと戦うのではなく、呼吸を合わせて一緒に踊ろう」という言葉を入れました。人生は何かに勝つための戦いではなくて、流れてくる旋律にリズムを合わせて踊るダンスのようなものだと思います。てんかんという病気も人生における一つの旋律で、病気と「戦う」という姿勢が必要な時もありますが、そのような旋律に合わせた生き方を探すというスタンスも大切だと思います。
帰りの電車の中、休憩時間などの隙間時間にYou Tubeの動画をご覧にいただければ幸いです。

文責:飯島圭哉(脳神経外科・医師)

2023年9月末までの限定公開を終了しました。