NCNPの看護

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スタッフの声   (プリセプターとプリセプティ)

NCNP病院での1年間(プリセプティーさん:1年目看護師)

インターンシップで、病棟でみなさんが生き生き働いている姿と多職種で協力して働いているのが魅力的で就職しました。1年目は仕事を覚えるのに忙しいですが、患者さんとの関わりにやりがいを感じています。
これから患者さんの受け持ち看護師として、計画を立案したり、変更などいろいろな多部門と話す機会が増えると思います。
研修プログラムは、事前・事後課題があり、大変ですが、自分の中で学習できるので、吸収しやすいです。また、事後課題が復習になり、研修で学習したことが役立ちます。
病棟では手技や夜勤など、不安があるときは、何をきいても誰でも丁寧に優しく教えて頂いています。時間に追われていますが、落ち着いて、仕事ができるようにしたいです。

指導する立場を経験して(プリセプターさん:4年目看護師)

(左)プリセプターさん、(右)プリテプティさん

プリセプティの年間計画表をもとに、業務調整を行いながら、他のスタッフの意見を取り入れ、連携しながら取り組んでいます。プリセプティと研修プログラムに沿って、1・3・6・9・11ヶ月評価と病棟の業務の進み具合など定期的に面談をしています。プリセプティが、業務にも慣れ、1人立ちできているのは、新しく行う業務(入浴介助・食事介助)など、事前に説明し、一緒に行っていたことが、よかったと思います。
プリセプターとして、スタッフ間の業務調整や情報共有は難しいですが、いろいろな経験を積んだことで、自分自身も成長できたと思います。

スタッフの声   (中堅看護師)

患者様のために

当院に就職を決めたきっかけは実習でした。看護師で働くならここしかないと思いました。理由は、スタッフの仲の良さと、対応しているスタッフの姿をみて、こんなに患者様と同じ目線で関わりあえることを知り、自分もそのような看護をしてみたいと思ったからです。
精神科の看護師として勤務の中で落ち着かない患者様が看護師との会話で安心して落ち着いて休めるというような経験をすることがあります。看護師の存在や言葉は患者様に大きな影響を与えることがあります。患者様が日々何を思い、何を望んでいるのかについて考え、患者様のことを理解するために幅広い知識や経験を積むことが必要だと感じています。

スタッフの声   (副看護師長)

NCNP病院に入職してみて

私が当院を選んだ理由は、学生の頃から精神看護に興味があり、当院で精神看護学実習を受けた際に患者様をアセスメントして丁寧にケアをする良い病院だなぁという印象を持ったからです。入職して実際に働いてみると、先輩の指導を受けながら一人ひとりの患者様のことを考えて看護をすることができました。患者様への対応で困った時は他の看護師に相談したり、医師や作業療法士、精神保健福祉士、心理士などの多職種との協働により解決することができました。当院にはスペシャリストがたくさんいるので、そうした専門家にいつでも気軽に相談できるのが心強いです。

キャリアップ支援について

私は昨年度まで研究休職をさせていただき、看護系大学院で研究方法について学んできました。大学院への進学では看護部に様々な面で支援していただきました。大学院修了後は精神科病棟の副看護師長として勤務しています。当院は教育プログラムやキャリアアップの支援が充実しており、進学等のキャリアアップに対しての理解がある病院だと思います。
現在の私のやりがいは、患者さんの回復を感じられる時や、患者さんやご家族からいただく「ありがとう」などの感謝の言葉です。まだまだ看護の場面では力不足を感じることもありますが、様々な支援を受けながら成長することができていると思います。
今後の目標は、副看護師長として患者様にとってより良い治療環境となるよう努めると共に、一緒に働くスタッフが働きやすく、やりがいが感じられる職場環境となるよう、大学院で学んだことを活かし、根拠に基づく看護や研究の指導に取り組んでいきたいです。

スタッフの声   (認定看護師)

認知症への興味

私は看護学生の頃から認知症看護に興味を持っており、精神科と神経内科がある当院に就職をしました。1年目で配置された部署は重症心身障害者病棟でした。自分の思いを言葉で伝えられない方の表情や仕草から何を欲しているのか、何か私にできることがないかという思いで日々の看護をしていきました。重症心身障害者の患者様への看護は、相手の気持ちをくみ取るところが認知症看護と共通していると感じました。

“なりたい”をかなえる

私は1年目の時から認知症認定看護師になりたいことを上司に伝えていました。そのために勉強会への参加を勧めていただき、院内外の認知症に関する研修を受講して認知症看護認定看護師になるための準備を進めてきました。認定看護師の資格をとるための要件である経験年数が5年を過ぎた時に上司が進学を勧めてくれました。入職時からの「認知症認定看護師になりたい」とい気持ちを支援してくれたことに感謝しています。
研修学校での実習中に感じたことですが、研修前までは患者さんに対して医療者として表面的な態度で関わっていることがあったのではないかと感じました。実習を通して看護師のかかわり方によって認知症の患者さんから返ってくる反応が違うことを体験し、認知症看護をやりたいという思いがさらに強くなりました。
現在は、神経内科病棟で勤務しながら「専門看護室」で組織横断的に認定看護師として活動をしています。どのように認知症看護を広めていくかを考えていきたいと思います。

実際の1年目看護師の勤務の様子をご紹介します。

仕事の流れ   (2交代勤務)

日勤帯(8時30分~17時15分)

時間入職1年目看護師のある日の日勤
8時30分 電子カルテから受け持ち患者の確認・情報収集
8時50分 申し送り・ショートカンファレンス
9時00分 受け持ち患者様へ挨拶、スケジュールの確認、環境整備
10時00分 バイタルサイン測定、心電図モニターの動作チェック、処置等
11時00分 経管栄養準備
11時30分 昼食配膳、食事介助
12時45分 休憩
13時35分 患者様へ午後の挨拶、看護ケア、処置等
14時00分 検査へ移送
15時00分 多職種カンファレンス
16時00分 点滴交換、記録
17時00分 プリセプターの先輩と振り返り
17時15分 業務終了

8時30分 情報収集

10時00分 モニター装着

11時00分 経管栄養の準備

左:日勤で受け持つ患者様の電子カルテから情報収集します
中央:血液製剤使用予定の患者様に心電図モニターを装着します
左:お昼の経管栄養の準備をします

14時00分 検査への送迎

15時00分 カンファレンス

17時00分 1日の業務の振り返り

左:検査室に患者様を車椅子で送迎します。
中央:多職種カンファでリハビリスタッフと患者様のADLについて検討します。
右:プリセプターと1日の業務の振り返りをします。

夜勤帯(16時00分~9時30分)

時間入職1年目看護師のある日の日勤
16時00分 電子カルテから受け持ち患者の確認・情報収集
17時00分 夕食の配膳・食事介助
18時00分 夕食の下膳 と 夕食薬の配薬
19時00分 休憩(30分間)
20時30分 寝前薬の配薬・イブニングケア
21時00分 消灯(人工呼吸器の装着)
22時00分 1時間に1回のラウンド、体位変換
1時00分 点滴交換
2時00分 休憩(2時間)
5時00分 点滴等の準備
6時00分 朝の点滴交換、モーニングケア
7時00分 睡眠時呼吸検査機の回収
7時20分 朝食の配膳
8時00分 朝薬の配薬
8時30分 記録
9時30分 業務終了

16時00分 情報収集

17時00分 食事の配膳

21時00分 人工呼吸器の装着

左:夜勤前に電子カルテから情報収集をします。薬や点滴の準備など日勤よりも受け持ち患者数は多くなります。
中央:食事の配膳の配膳をします。1人ずつ氏名を確認し、患者様に名前を言っていただきます。
右:人工呼吸器のマスク装着を介助します。NPPVを利用される方が筋・神経疾患の方にはとても多いです。

2時00分 休憩(2時間)

6時00分 点滴の更新

7時00分 睡眠時呼吸検査器の回収

左:仮眠室で休憩をとります。緊張が続く勤務なので休憩でリラックスできます。
中央:決められた時間に点滴の更新をします。
右:睡眠中の無呼吸がないか調べる睡眠時呼吸検査は病棟で行うので、検査機械は看護師が回収します。

仕事の流れ   (3交代勤務)

日勤帯(8時30分~17時15分)

時間入職1年目看護師のある日の日勤
8時30分 出勤・情報収集
8時45分 深夜勤 勤務者から申し送り
9時00分 バイタルサイン測定
10時00分 清潔ケア、治療介助(電気けいれん療法)など
12時00分 昼食配膳 ・昼食後薬の与薬
12時30分 お昼休憩
14時00分 治療プログラム(認知行動療法)
15時00分 カンファレンス
16時30分 準夜勤勤務者への申し送り、記録
17時15分 業務終了

9時00分 バイタルサイン測定

10時00分 電気けいれん療法

12時30分 お昼休憩

左:言葉で訴えられない患者様もいるためバイタルサイン測定で発見できるよう心掛けています。
中央:薬剤抵抗性の患者様に対して行っている治療です。看護師はストレッチャー搬送やバイタルサイン測定などを行っています。
右:先輩後輩分け隔てなく雑談や相談をしています。緊張の続く勤務の中でもリフレッシュの出来る時間です。

14時00分 認知行動療法

15時00分 カンファレンス

患者ケア

左:病棟では様々なプログラムを実施しています。プログラムから日常の看護へとつながるように行っています。
中央:困っていることや相談事、共有事項などを話し合っています。
右:患者様に寄り添い、看護を行っています。明るいところで話すなど、常に話しやすいような雰囲気を心がけています。

深夜勤の1日(0時30分~9時15分)

時間入職1年目看護師のある日の日勤
0時30分 申し送り
1時00分 巡視(1時間ごと)
3時00分 休憩
6時30分 起床時間の巡視、モーニングケア
7時00分 採血、バイタルサイン測定
7時40分 朝食配膳 ・朝食後薬の与薬
8時45分 日勤勤務者への申し送り、記録
9時15分 業務終了

0時30分 申し送り

1時00分 巡視

7時00分 採血

左:夜勤勤務者同士で患者様の情報を共有しています。
中央:1時間ごとに巡視を行っています。患者様の睡眠状況や安全の確認を行っています。
右: 起床後に採血を行っています。

準夜勤の1日(16時15分~0時30分)

時間入職1年目看護師のある日の日勤
16時15分 情報収集、配薬準備
16時30分 申し送り
17時00分 巡視(1時間ごと)
18時00分 夕食配膳 ・夕食後薬の与薬
19時00分 休憩
20時00分 イブニングケア
20時45分 就前薬の与薬
21時00分 消灯、巡視
23時00分 記録、点滴準備
0時30分 深夜勤勤務者への申し送り
1時00分 退勤

20時45分 就前薬与薬

記録

ナースコール対応

左:与薬する際は5Rを徹底しています。
中央: 記録も看護の大切な仕事の1つです。
右: 患者様の症状や困りごとを聞きながら適切に対応できるよう日々努力しています。

多職種チーム医療のご紹介

専門性を“つなぐ”看護

当院には多くの専門職種が所属し、各職種の専門性を活かし、精神疾患、神経・筋疾患の患者様の治療や療養生活を支えています。通院・入院の様々な場で多職種によるチームが形成されており、看護師は24時間、365日患者のそばにいる職種として患者様が安全かつ円滑な治療、療養生活が送れるように各職種との連携を図り、看護師としての専門性も発揮して質の高い看護を提供することを目指しています。

褥瘡・NSTサポートチームによる多職種カンファレンス

チーム回診

院内には多職種メンバーで構成された様々なチームがあり、チーム回診やコンサルテーションを通して病棟の主治医や担当看護師などと協働し、医療の水準、患者様の生活の質を高めるよう取り組んでいます。チームでは認定看護師が病棟の主治医、担当看護師との橋渡しや各職種間の役割の調整などで活躍しています。

認知症ケアチームによる病棟カンファレンス

呼吸サポートチームによる病棟回診