研究内容(研究者の方)

THEME
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協調的筋活動の神経制御

生体には多数の骨格筋や関節があり、それらには無数の感覚受容器が存在しています。物体把握、リーチングなど私達の日常生活を構成するそれぞれの運動を行うためには、それら骨格筋を多様なパタンで組み合わせ、それらの組み合わせを行動目的に合わせて常に変化させる必要があります。そして行動の結果、多種多様な感覚受容器からの情報から、うまく必要な情報を抽出する事が求められます。スーパーコンピューターでも困難なこの多次元で冗長な情報処理を、中枢神経系はどのように行っているのか?それらは、発達や学習においてどのように習得されてゆくのか?主として霊長類の上肢運動を対象とした研究を行っています。

現在は、各脊髄下降路における筋協調の制御、身体改変(筋再配置手術)に伴う筋制御様式の変化について研究が進んでいます。

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