統合失調症早期診断・治療センター(EDICS)

統合失調症早期診断・治療センター
(EDICS)

  1. TOP
  2. NCNP病院について
  3. 診療科・部門紹介
  4. 統合失調症早期診断・治療センター(EDICS)

当センター(EDICS)について

◇ EDICSでは、 「発症早期の治療」に焦点を当て、治療を開始して発症して間もない方(約5年以内)や、今まで精神科の病院やクリニックを受診したことのない方を対象としています。

◇ 初診において、十分な面接の後、診断や治療方針の決定の参考とするために、必要に応じて、脳画像検査、血液生化学検査、心電図、心理検査などを行います(実際にどの検査を行うかは、必要性とご希望とを勘案し、担当医が患者様と話し合って決定します。)。

◇ 初診後の通院治療については、できるだけ多くの患者さんを受け入れるため、原則的には、約3か月間発症早期の治療を行い、その後は患者様のお住まいの近隣の医療機関にご紹介します。また、すでに紹介元の医療機関がある場合には、その医療機関での治療の継続をお願いする場合や、他院への通院をお願いする場合があります。

◇ 入院治療が必要な場合には、当院への入院をお勧めすることがあります。

◇ 当院で行われている臨床研究、治験などについてご紹介させていただく場合があります。

DPIPSロゴ.jpg

スタッフ紹介

中込和幸
役職

病院 院長

経歴

東京大学、昭和59年

専門分野・資格

精神保健指定医
日本精神神経学会 専門医・指導医

専門
臨床精神医学
精神疾患の認知機能

住吉太幹
役職

精神保健研究所
児童・予防精神医学研究部 部長

経歴

金沢大学、平成元年

専門分野・資格

精神保健指定医
日本精神神経学会 専門医・指導医
日本臨床精神神経薬理学会 専門医・指導医

専門
統合失調症
気分障害

吉村直記
役職

病院 精神科 医長

経歴

島根医科大学、平成9年

専門分野・資格

精神保健指定医
日本精神神経学会 専門医・指導医

専門
臨床精神医学
精神科救急
精神薬理学

池澤 聰
役職

病院 精神科 医長

経歴

昭和大学、平成14年

専門分野・資格

精神保健指定医
日本精神神経学会 専門医・指導医
日本臨床精神神経薬理学会 専門医

専門
臨床精神医学
認知リハビリテーション
精神疾患の認知機能

竹田和良
役職

病院 精神科
医員

経歴

弘前大学、平成21年

専門分野・資格

精神保健指定医
日本精神神経学会 専門医・指導医
日本医師会認定産業医

専門
認知リハビリテーション
認知神経科学
神経生理学
脳画像研究

佐伯幸治
役職

看護師長

経歴

山梨医科大学、平成16年
筑波大学大学院、平成25年

専門分野・資格

精神看護専門看護師

診療実績

年度

2014

2015

2016

2017

2018

臨床研究への参加

26

22

26

29

12

フォローアップ診察

-

2

22

34

28

心理教育

20

7

9

5

6

専門外来・予約方法

EDICS専門外来(初診)について

EDICS専門外来表

◇ 初診は右の時間で行っております。

◇ 診療には30分から60分ほどかかります。

◇ 発症早期(おおよそ2年以内)の治療に力を入れておりますが、発症後2年以上経過した患者様についても、診療を行っております。

(統合失調症と診断されたが、もう少し詳しく調べて欲しい、認知機能障害の程度を知りたい、認知リハビリテーションを受けたいなど)

予約方法

初診の申し込みはFAX予約になります。また、他院からの紹介状のご用意がない場合は、初診時に医療費とは別に選定療養費として¥5,000(税抜き)が加算されます。

ご希望の方は、ご了承の上、下記申込書にご記入のうえ、FAXまたは郵送にてお申し込みください。

ご本人・ご家族・・・FAX申込書ダウンロードページ

医療関係者の方・・・医療連携福祉相談室(患者サポートセンター)

診療に関する注意点

◇ 初診後の外来診察につきましては、初診を担当した医師とご相談ください。

◇ 初診時に、他院の紹介状のない方は、選定療養費¥5,000(税抜き)をご負担いただきます。

◇ 健康保険証は必ずご持参ください。その他に以下のような「証」をお持ちの方は合わせてご持参いただき、総合受付にご提出ください。

  • 老人保健法 医療受給者証
  • 特定疾患医療受給者証
  • 医療要否意見書
  • 福祉医療証(東京都)
  • マル障受給者証(東京都)
  • マル親医療証(東京都)
  • マル都医療券(東京都)

検査・治療

心理検査 ~主に認知機能に関する評価を行っています~

◇ 診断や治療方針の決定の参考とするために、必要に応じて、脳画像検査、血液生化学検査、心電図、心理検査などを行います(実際にどの検査を行うかは、必要性とご希望を勘案し、担当医が患者様と話し合って決定します)。

臨床研究(統合失調症早期患者の社会機能的転帰の予測指標の調査)にご同意いただいた方には心理検査、主に認知機能に関する評価を行っています。

◇ 注意力や記憶力などの認知機能は、私たちがすこやかな社会生活を送る上でとても重要なものです。統合失調症の患者様の中には、このような認知機能の低下により、日常生活や社会復帰に困ってしまう方が多くいらっしゃいます。EDICSでは、研究登録して頂いた患者様に心理検査を行い、その結果をご報告します。今後の治療や生活にぜひお役立てください。

◇ EDICSの心理検査は、計2時間30分ほどの時間を所要します。数回に分けて実施することも可能です(以下の図に検査について簡単に説明しています)。

◇ EDICSでは、患者登録及びその後の心理検査については研究に属するため、患者様に費用負担は発生しません。ただし、それ以外の検査(頭部MRIや血液生化学検査、EDICSに関連しない心理検査など)については、費用負担が発生します。

心理検査詳細
生体検査

○ 必要に応じて、以下の検査を実施する場合があります。

  • 頭部MRI、頭部CT
  • 血液生化学検査
  • 心電図
  • 光トポグラフィー(NIRS)
  • 脳波

心理教育、患者手帳

統合失調症の心理教育

◇ 「心理教育」は、統合失調症などこころの病気を抱える方に、病気によって生じた日常生活での困りごとや悩みごとについて、専門家が心理面に配慮してお話を伺い、必要な知識・情報を提供することで、医療サービスをより主体的に利用できるように支援するプログラムのことです。

◇ 専門看護師がマンツーマンで行います。

◇ 心理教育をお受けいただく場合は、その回ごとに、通常の外来診察(再診)をお受けいただきます。普段の受診と同じ費用負担となります。

プログラム
EDEICS心理教育.jpg

※第2金曜日は午前のみとさせていただいております

心理教育の特徴

○ テキストに関わらず質問や疑問に答えながら進めます。

○ あなたの辛い思いや悩みを大切にしたいと思っています。

○ あなたが元気になれることが目標にしています。

○ ご家族も同席できます(ご本人の許可が必要です)。

当院オリジナルの患者手帳

(EDICS NOTE、ココロアップノートは廃盤となりました。現在EDEICS NOTEを使用されている患者様は以下をご覧ください

◇ 統合失調症という病気やその医学的な治療、病気やストレスとのつきあい方についてわかりやすく説明しながら、患者様に病識をつけていただき、症状が悪化しそうな場合の『お守りプラン』の設定などをしていきます。

◇ 実際に患者様に記録していただくためのモニタリングシートも3パターンが用意されており、各々の患者様の好みに応じてご利用いただけるようになっています。

EDICS NOTE

※現在EDICS NOTEを使用されている患者様へ

セルフモニタリングシートが足りなくなった場合は、以下のリンクからダウンロードして下さい。

 

セルフモニタリングシート type1

セルフモニタリングシート type2

セルフモニタリングシート type3

医療・福祉・教育関係の皆様へ

EDICSについて

◇ 統合失調症発症5年以内の方を対象に、時間をかけた面接はもちろん、希望があれば認知機能・血液・画像・生理学的検査など多角的な評価を行います。

◇ 統合失調症であると判断された場合、初期治療と並行して患者さんの様子をみながら疾患教育を柱とした心理教育を行います。

◇ できるだけ多くの患者様を受け入れるため、EDICS専門外来での観察治療期間は最大約3ヶ月程度とさせていただいております。

◇ ご予約方法は、医療連携福祉相談室(患者サポートセンター)のページをご参照ください。

認知リハビリテーション

認知機能障害とは?

認知機能障害とは?

・「記憶力」「集中力」「段取りを考える力」といった認知機能が低下している 可能性があります。

・統合失調症の患者様の約8割で何らかの認知機能の低下が見られます。

・認知機能を改善することが、就学や就労、日常生活の向上につながります。

認知リハビリテーション

リハビリテーションとは、障害をかかえる人が持つ、身体的、心理的な適応状況を改善させる作業を言います。認知リハビリテーションは、認知機能障害に対するリハビリテーションで、精神科でも注目されつつあります。統合失調症に対してもいくつかのリハビリテーションが開発されています。代表的なものとして、認知矯正療法(NEARニア:Neuropsychological educational approach to cognitive remediation)、社会認知ならびに対人関係のトレーニング(SCITスキット:Social cognition and interaction training)などがあります。現在日本でも、その効果に関する研究が行われています。当院では、先駆的にこれらの認知リハビリテーションを導入し、研究を行っております。

NEAR (ニア) とは?
NEAR (ニア)について
参加者の声
※臨床研究の募集は終了いたしましたが、臨床の一環としてのNEARは受け付けています。

【開始時期・期間】
・随時参加可能です。週2回、3か月間継続していただきます。
※NEARの見学も受け付けています

NEARで認知機能を高めて、より充実した日常生活を送りませんか!
当院に通院が難しい場合、最寄りの施設にお問い合わせください。
NEAR実施施設一覧表.pdf

臨床研究に関するお問い合わせは、病院 042-341-2711 担当心理士萩谷、心理士須永まで

SCIT(Social Cognition and Interaction Training)

対人関係に悩んではいませんか?
SCITについて
SCIT詳細
SCITで対人関係のトレーニングをしてみませんか!

※募集は終了しました。ご応募ありがとうございました。

現在、臨床研究を進めております。
次回以降のグループで参加者募集の可能性がありますので、ご興味ある方はぜひこのページをチェックしてください。

研究に関するお問い合わせは、病院 042-341-2711まで

ニューロモデュレーション

ニューロモデュレーションとは

“低侵襲的に神経活動を調整し、神経可塑性などを誘導することによって個体のレジリエンスを高め、慢性的な精神症状を緩和する方法”

(中村元昭 日本生物学的精神医学会誌 23:121, 2012)

ニューロモデュレーション1
ニューロモデュレーション2