認知行動療法研修・実践コース

認知行動療法研修・実践コース

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プログラムの目的と特徴

 本コースの特徴と目的は、認知行動療法に関する質の高いスキルを身につけ真に認知行動療法を臨床実践できる医師を育てることである。さらに、希望者には認知行動療法に関する研究の機会を提供し、本領域における研究能力を習得することを目的とする。精神科医師歴3年以上の者を主な対象とする。なお、本プログラムについては、希望に応じて柔軟にアレンジすることが可能である。

研修内容と到達目標

 研修期間中には、臨床心理室所属の医師として、個人及び集団認知行動療法に関わり、スーパーヴィジョンを受けながら実際の症例を通して認知行動療法を習得する。精神科外来及び入院診療に従事するとともに、精神科リエゾン(脳神経内科領域の患者の精神的ケア)、復職支援(リワークデイケア)における認知行動療法を実施する。診療業務を通して、精神保健指定医資格取得のためのケースを経験することができる。
 本コースの到達目標は、個人10例以上、集団20例以上の症例経験を積み、幅広い疾患に対して認知行動療法の治療計画を作成し実践できる能力を身につけることである。経験可能な症例は、うつ病、不安障害、強迫性障害、PTSD、パーソナリティ障害、発達障害、睡眠障害、精神病性障害等である。なお、本コースの研修期間は、2年を原則として1年の延長が可能である。本コースでは、厚生労働省 認知行動療法研修事業「うつ病の認知療法・認知行動療法ワークショップ」に参加し、当研修事業で実施する個別スーパーヴィジョン、認知行動療法センター及び臨床心理室が主催する認知行動療法研修に参加することができる。研究を希望する者は、認知行動療法センターなどの指導を受け、研究計画を立案、研究費の獲得、研究の実施、論文作成を行うことができる。また、研修期間中に大学院に進学し学位取得を目指すことも可能である。

週間スケジュール

<例>

 
スタッフミーティング スタッフミーティング スタッフミーティング 外勤日 スタッフミーティング
午前 再診(認知行動療法)
病棟業務
初診グループ療法
(スーパーヴィジョンあり)
病棟業務
初診
(認知行動療法)
(精神科リエゾン)
病棟業務
スーパーヴィジョン
9:30~CBTセンター強迫性障害
10:30~CBTセンター
不安障害
11:30~CBTセンターPTSD
ランチョンミーティング
(スーパーヴィジョン)
ランチョンミーティング
(モジュールカンファレンス)
ランチョンミーティング
(スーパーヴィジョン)
午後 再診
(認知行動療法)
(主にうつ病)
ケース検討会
グループ療法
(発達障害)
(主に不安障害)
再診
(認知行動療法)
(研修助手)
病棟業務
再診
(認知行動療法)
(主に強迫性障害)
病棟業務

指導医リスト

平林 直次の顔写真
平林 直次
役職

司法精神診療部 部長

経歴

東京医科大医 
昭和61年卒
医学博士

専門分野・資格

日本総合病院精神医学会・
専門医、指導医
厚生労働省認知行動療法研修事業
スーパーバイザー

久我 弘典の顔写真
久我 弘典
役職

認知行動療法センター
センター長

経歴

大分大学医 平成18年卒
九州大学大学院 平成29年卒 医学博士
米国ジョンズホプキンス大学大学院 平成30年卒

専門分野・資格

日本精神神経学会・
専門医、指導医
厚生労働省認知行動療法研修事業
スーパーバイザー

堀越 勝
役職

認知行動療法センター
特命部長

経歴

米国バイオラ大学大学院 平成7年卒

専門分野・資格

厚生労働省認知行動療法研修事業
スーパーバイザー

今村 扶美
役職

精神リハビリテーション部 臨床心理室長

経歴

慶應義塾大 平成11年卒
東京都立大学大学院 
平成13年修了

専門分野・資格

臨床心理士

鬼頭 伸輔の顔写真
鬼頭 伸輔
役職

臨床心理部 部長

経歴

岩手医科大学 
平成11年卒
医学博士

専門分野・資格

精神保健指定医
日本精神神経学会・
専門医、指導医