総合内科コース

総合内科コース

  1. TOP
  2. 採用情報
  3. レジデント・臨床研修
  4. 総合内科コース

プログラムの目的と特徴

 本コースは、神経内科を中心としながらも、内科全般の対応を目指し、いわば一般神経内科医として様々な施設、立場で活躍することが可能な医療人としての基本を学ぶことを目的とする研修プログラムである。主要な対象疾患は、一般的な内科疾患全体であるが、当院の特徴を踏まえると各種中枢神経疾患およびそれに伴う合併症のほか、意識障害、頭痛、しびれ、麻痺などを主訴とする内科系疾患全般、高血圧、糖尿病などの生活習慣病、初歩的な救急疾患全般を含む。

 したがって、本コースでは専門性を有した病院での総合内科(generality)の専門医、総合内科的視点を持ったsubspecialistの育成を目的とし、神経疾患を中心として、欧米で言われているところの「総合的な神経内科」を担う人材育成を主たる目標とする。ホスピタリストとして、神経疾患に伴う全身合併症の管理も含め、患者を「疾患ごと」ではなく、「一人の人間」としてサポートしうる人材の育成を目指している。

研修の内容と到達目標

必須項目

  1. 一般内科疾患を有する患者の診療方法の習得
    通常のレジデントとしての研修のほか、既にsubspecialtyを決定している医師も本コースの中で偏りのない総合的内科的視野の育成を目指す。当院の性質上、一般的な病院で行われているような、各専門科のローテーションは行われない。それに替わり全ての領域にわたって症例を縦断的に受け持ち、また必要に応じて当院の他科とのコンサルトを通じて、広く経験を得ることになる。
  2. 一般内科疾患を有する患者の管理
     一つの症例を常に入院から退院まで担当することが可能となり、各症例に対し専門医による指導医がつき退院までの診療上の指導にあたる。自宅退院が困難である症例も多く、医学的な治療のみならず各患者個々人の社会的背景に応じた調節能力も医師をはじめとした医療人にとっては必須の能力である。これらの点を含めて患者のニーズに十分に対応できる能力を養う。
  3. 腰椎穿刺などの基本的手技の習得
     各subspecialty技術の縦断的な取得を希望に応じて行う。中心静脈栄養、腰椎穿刺の他、希望に応じて週に数コマ程度、神経伝導検査、神経病理を含めた専門的検査に参画することも可能である。

努力項目

  1. 脳神経内科、脳神経小児科、精神科、脳神経外科などの臨床各科の代表的な疾患の病態を理解する。
  2. 症例報告から臨床研究まで、積極的な学会での発表活動と論文作成を行う。
  3. 神経研究所 疾病研究第一部と臨床検査部 DNA診断・治療室が共同で行う筋病理診断のカンファレンスをはじめとする当院で行われている専門的なカンファレンスなどに参加し、専門的知識を習得する。
  4. 総合内科に所属する循環器医師、消化器内科医師、心療内科医師とも連携をして研修目的を達成する。

指導医リスト

高尾 昌樹の顔写真
高尾 昌樹
役職

総合内科部長
臨床検査部長

経歴

慶應義塾大学医学部 平成2年卒 医学博士

専門分野・資格

日本神経学会専門医
日本内科学会認定医
日本内科学会認定内科専門医
(現:総合内科専門医)
日本脳卒中学会専門医
日本認知症学会専門医
日本医師会認定産業医
死体解剖資格
労働衛生コンサルタント

大平 雅之
役職

総合内科 医長

経歴

慶應義塾大学医学部 平成11年卒
医学博士

専門分野・資格

日本神経学会専門医
日本内科学会総合内科専門医
日本臨床神経生理学会認定医
(脳波分野・筋電図分野)
日本脳卒中学会専門医
プライマリケア学会認定医・
指導医
日本医師会認定産業医
労働衛生コンサルタント

長田 高志
役職

総合内科 医長

経歴

慶應義塾大学医学部 平成12年卒
医学博士

専門分野・資格

日本神経学会専門医
日本内科学会総合内科専門医
日本脳卒中学会専門医
日本医師会認定産業医

木村 浩晃
役職

総合内科 医長

経歴

慶應義塾大学医学部 平成13年卒
医学博士

専門分野・資格

日本神経学会専門医
日本内科学会認定医
日本内科学会総合内科専門医
日本脳卒中学会専門医
日本脳神経血管内治療学会専門医
日本医師会認定産業医

佐野 輝典の顔写真
佐野 輝典
役職

総合内科 医師

経歴

横浜市立大学医学部 平成18年卒
医学博士

専門分野・資格

日本神経学会専門医・指導医
日本内科学会総合内科専門医
日本臨床神経生理学会認定医
(脳波分野・筋電図分野)
日本神経病理学会認定医・指導医
死体解剖資格