知的・発達障害研究部 林 小百合リサーチフェローが日本心理学会学術大会にて優秀発表賞を受賞しました!

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2022.11.7
国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所

 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター(NCNP、東京都小平市、理事長:中込和幸)精神保健研究所(所長:金 吉晴)知的・発達障害研究部(部長:岡田 俊)の林 小百合(はやし さゆり)リサーチフェローが日本心理学会第86回大会(2022年9月8日―11日)で行われた一般研究発表(ポスター発表)にて学術大会優秀発表賞を受賞しました。

受賞演題
 歩容の美しさと身体動作の認知プロセス
-バイオロジカルモーション動画視聴時の美的評価と脳波事象関連電位の関連-

研究概要
 他者に感じる美しさや魅力は、相手への接近のモチベーションや信頼を高め、ヒトの社会的な交流にも影響するとされます。ダンスやバレエなどの芸術的な身体動作に対する美的感覚は身体動作の認知に関与する神経活動を促進することが報告されており、動作の美が他者認知のバイアスとなる可能性が指摘されますが、日常の身体動作での効果は不明でした。本研究では、歩行動作に対する美的感覚が歩行動作の認知処理にどのような影響を与えるかを神経心理学的なアプローチによって検討し、日常的な動作であっても、美的な感覚が他者動作の認知プロセスに影響する可能性を明らかにしました。

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※感染症対策のもと、撮影時のみマスクを外しています。