日時・会場・演者
日時:令和6年 9月 9日(月)17:30 ~ 18:45(17:00開場)演題:『カルシウムシグナルを介した認知/精神機能調節と認知症治療戦略』
演者:森口 茂樹(もりぐち しげき)先生(東北大学大学院薬学研究科・医薬品開発研究センター 准教授)
場所:教育研修棟 ユニバーサルホール
内容:私どもは「何故、メマンチンは認知機能を改善するのか?」という素朴な疑問から、認知症既存薬であるメマンチンのメカニズム解明を行って参りました。メマンチンは、脳の「NMDA受容体 (NMDAR)」を阻害することにより認知機能を改善することが報告されておりますが、「NMDAR」はその賦活化による細胞内カルシウムシグナル活性化が記憶形成に重要であります。本セミナーでは、メマンチンの新たなMode of Action(MoA)の同定と認知症治療戦略についてご紹介させて頂きます。
キーワード: メマンチン、認知機能、NMDA受容体、ATP感受性カリウム(K+ATP)チャネル、神経新生、抗うつ作用