精神保健研究所 地域・司法精神医療研究部 司法精神保健研究室 菊池安希子室長が第20回日本ブリーフサイコセラピー学会・学会賞を受賞しました

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2020年10月15日
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター(NCNP)

 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター(NCNP、東京都小平市、理事長:水澤英洋)精神保健研究所(所長:金吉晴)地域・司法精神医療研究部司法精神保健研究室長の菊池安希子(きくち あきこ)が2020年9月22日付で、第20回日本ブリーフサイコセラピー学会の学会賞を受賞しました。

受賞理由
「あなたは永年にわたり司法精神領域におけるブリーフサイコセラピーの発展のために尽力されるとともに学会の会長や副会長、常任理事などを歴任され、学会運営に多大なる貢献をした顕著な功績に感謝の意を表してこれを表彰いたします」(日本ブリーフサイコセラピー学会会長 久持修)

活動概要
 日本ブリーフサイコセラピー学会は、クライエントや家族の精神的健康のために、個別の治療的アプローチの枠組みを越えて効率的な援助方法の発展を目指す学術団体です。公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会の「関連学会」の1つです。また、日本ブリーフサイコセラピー学会が重視する「ブリーフセラピー」については、公認心理師養成大学教員連絡協議会が2020年1月21日に公表した「公認心理師大学院カリキュラム標準シラバス(案)」にも取り入れられました。
 菊池室長は、2010年に、統合失調症患者との心理療法で行った事例定式化について「協働する見立て:ケースフォーミュレーション」(ブリーフサイコセラピー研究,18(2),1-13)として論文化し、第12号の研究奨励賞を受賞しました。倫理委員会担当理事として、学会内の倫理的苦情申し立てシステム(名称:裁定審議会)を整備し、その後も学術委員会担当理事、副会長、会長として学会運営に貢献したことを評価され、今回の受賞に至りました。