身体リハビリテーション部藤本彰子(ふじもとあきこ)医師が第3回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会においてYIA(Young Investigator Award))最優秀賞を受賞しました。

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2019年11月22日
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター(NCNP)

国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター病院 (理事長:水澤英洋, 院長:中込和幸) 身体リハビリテーション部 (部長:水野勝広) 藤本彰子(ふじもと あきこ)医師が第3回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会 (2019年11月15日~17日静岡市にて開催) において, YIA (Young Investigator Award) 最優秀賞を受賞しました。

受賞演題

デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者に対する長下肢装具立位訓練の側弯予防効果の検討

研究概要

デュシェンヌ型筋ジストロフィー (DMD) の患者さんは、疾患の進行により歩行不能となり、その後側弯が増悪します。側弯が高度になると、座位姿勢の保持が困難となりQOLが著しく低下します。さらに、呼吸機能が低下し排痰困難となるため生命予後にも影響します。
当院では、側弯予防のリハビリテーションとして下肢ストレッチや座位姿勢指導に加えて、長下肢装具 (LLB)を使用した立位訓練 (LLB立位訓練) を、歩行可能期から導入しています。2008年から2018年の期間に通院されたDMD患者さんを解析し効果を検討しました。LLB立位訓練を1回あたり15分以上、週3回以上、15歳まで継続できると、歩行不能後も側弯が進行しないことを明らかにしました。また側弯予防以外にも、LLB立位訓練は歩行可能期を延長させ、呼吸機能低下の進行を抑制できることを示しました。

YIA最優秀賞受賞後、正門大会長を囲んだ集合写真

YIA最優秀賞受賞後、正門大会長を囲んで

参考

身体リハビリテーション部