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こころの健康科学研究事業 地域精神保健活動における介入のあり方に関する研究
(H12-こころ-001)

地域精神保健活動における介入のあり方に関する研究

抄録

 本ガイドラインでは、自宅以外での生活の場が長期にわたって失われている、「ひきこもり」の状態の人への地域精神保健分野における対応の指針が述べてあります。

 まず、「ひきこもり」の概念について述べ、「ひきこもり」に関する基本的な理解を示します。 次に、「社会的ひきこもり」という状態を中心として、「ひきこもり」事例の相談を受けた場合の基本的態度を示しました。そして、後半には、具体的な援助方法について、さまざまな角度から述べました。 本ガイドラインは、「治療」というよりも、「地域においてまずできることは何か」ということに力点をおきました。したがって、本格的な治療という点では、他の成書を参考にしていただきたいと思います。

 なお、本ガイドラインは本研究班に関わったすべての人々の臨床体験・研究成果をもとにしております。当研究班が2001年に発行した「ガイドライン(暫定版)」をベースにしておりますが、3年間の研究成果を踏まえ、大幅に加筆いたしました。

 本ガイドラインが、「ひきこもり」に関わる地域精神保健分野のすべての人々や、困難を抱えるご本人やご家族の、何らかのお役に立てれば、と願ってやみません。

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