ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)

ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)

  1. TOP
  2. 患者の皆様へ
  3. ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)

ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)とは

社会的なコミュニケーションや他の人とのやりとりが上手く出来ない、興味や活動が偏るといった特徴を持っていて、自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群といった呼び方をされることもあります。問診や心理検査などを通して診断されます。親の育て方が原因ではなく、感情や認知といった部分に関与する脳の異常だと考えられています。まず、周囲の方々のASDの特性への理解が必要です。ご本人の様子にもよりますが、幼少期には療育活動への参加、就学後は個別支援を行うことがあります。成人でも、本人のストレスを軽減するための環境調整、ソーシャルスキルトレーニング等による対人関係スキルの獲得を通じて、本人の状態の改善を目指します。また、些細なことでイライラしてしまうような場合や二次性の精神障害に対して薬物療法を行うことがあります。

ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)の症状

  • 会議などの場所で空気を読まずに発言してしまい、ひんしゅくを買う
  • 視線があいにくく、表情が乏しい
  • 予想していないことが起きると何も考えられなくなり、パニックを起こす
  • 自分なりのやり方やルールにこだわる
  • 感覚の過敏さ、鈍感さがある(うるさい場所にいるとイライラしやすい、洋服のタグはチクチクするから切ってしまう)
  • 手先が不器用である
  • 細部にとらわれてしまい、最後まで物事を遂行することが出来ない
  • 過去の嫌な場面のことを再体験してイライラしやすい

幼小児期には以下のような症状がありますが、ASDのお子さんのみにみられる特徴ではないことに注意してください。

  • 言葉の遅れがある、あるいは言葉が出ない、指さしが少ない。
  • 要求をあらわすのに、他人の手を対象物へ持っていくクレーン現象がみられる。
  • おもちゃを並べる、タイヤや扇風機など回転するものが好き、一人での遊びに没頭する。
  • 切り替えが苦手、決まったパターンと違うと癇癪を起こす、集団での活動・遊びが苦手。

また、上記のような症状のために他の人とうまくコミュニケーションを取ることが出来なかったり、学校や仕事で上手くいかなかったりして二次的にうつ病等、他の精神的な病気になるケースもあります。

NCNP病院の診療科・専門疾病センター