開催概要
【日時】令和5年12月7日(木)~令和5年12月8日(金)
※第11回災害時PFAと心理対応研修は、令和5年6月8日(木)~6月9日(金)です。
研修内容はいずれも同一です。
【場所】国立精神・神経医療研究センター 教育研修棟ユニバーサルホール
(COVID-19の感染拡大によってはオンライン開催となることもあります。)
【定員】 50名(応募者多数の場合は選考)
【対象者】自然災害、甚大事故、犯罪、テロ等のトラウマ的出来事に際して、実際に被災者、被害者へのこころのケア対応にあたる可能性のある、精神保健医療福祉業務に従事する医師、看護師、保健師、精神保健福祉士、公認心理師、臨床心理士、行政職員、教育関係者等。
【課程担当】行動医学研究部
目的
本研修は、自然災害等の災害時に必要とされる心のケア(社会心理対応)についての基本的な知識を習得し、あわせてWHO等の国際機関が開発した「サイコロジカル・ファーストエイド(心理的応急処置:PFA)」に基づいた被災者対応のスキルを実地に応用できる人材を育成するために実施されます。
第1日目にはPFAの実技研修を行います。20-30名程度のグループに分かれ、ロールプレイ、コミュニケーションスキル訓練、シナリオに基づいた討論などを織り交ぜて、実際の対応能力の向上を目的とします。また、第2日目には、トラウマと悲嘆を含む心のケアの概論、子どもの反応についての講義を行うとともに、軽度の精神症状が残った人々の心理的回復を促すためのリカバリースキルについても研修を行います。
PFAは災害だけではなく、犯罪被害、事故などのトラウマ被害者に対しても実施できる、汎用性の高いスキルです。この機会を積極的に活用され、災害に備えるとともに日々の臨床にお役に立てて頂ければ幸いです。関係者の皆様の積極的なご参加をお願い申し上げます。
研修主題
「サイコロジカル・ファーストエイド(心理的応急処置:PFA)」に関する基本技能を習得する。
またトラウマ、悲嘆、子どもの反応を含む、災害時の心理的反応を理解し、基本的な対応スキルを習得する。
課程内容
PFAの定義と枠組み (2.0)
PFAの活動原則 (1.5)
PFAロールプレイ (1.5)
セルフケアとチームのケア (1.0)
災害と心のケア概論(1.0)
子どもの反応(1.5)
心理回復スキル (2.5)
総合討論 (1.0)
合計 12時間
申込方法・期間
WEB
※所属長の推薦書の送付が必要です
申込期間:令和5年9月26日(火)~10月17日(火)
※お申込みの前にご推薦者の氏名、所属をご確認ください。(お申し込み者ご自身が施設長・部門長の場合には、推薦書の送付は不要です。)
※Webでの申込完了後1週間以内(最終締切10/20(金))に、推薦書をご郵送ください。
推薦書は申込完了後に自動送信されるメールに添付されております。
メールの到着を必ずご確認ください。メールが届かない場合はseiken-kensyu@ncnp.go.jpまでその旨ご連絡ください。
推薦書郵送先
〒187-8553
東京都小平市小川東町4-1-1
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター
研究所事務室 研修担当 宛
受講料
12,000円