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東日本大震災の被災地における地域精神保健医療福祉システムの再構築に資する中長期支援に関する研究
仙台市宮城野区における母子保健に焦点を当てた支援者支援(宮城-A)
仙台市宮城野区保健福祉センターでは、地域内の母子保健に焦点をあて、子育て支援に関わる支援者への支援活動が行われてきました。東日本大震災による被害の大きかった地区を中心として、親子や支援者のメンタルヘルスをサポートするため子育て支援機関などへの巡回相談や、子育て支援の側面からの地域のネットワークづくりを行ってきました。
地域外からは、東北福祉大学せんだんホスピタルの西尾雅明医師と菊池陽子心理士、大島進吾心理士らが、現場への同行支援やサイト内ミーティングの実施など、活動を継続的にサポートしてきました。
これまでの活動を通じて、震災後、変化し続ける地域のニーズに柔軟に対応していくためには、アウトリーチ(outreach;援助が必要な人々のところに積極的に出向いたり、働きかけること)の手法を活用しながら、安定した支援関係を築き上げていくことが大切であることが確認されました。 今後は、核となる地区の子育て支援関係団体のネットワークへの支援を中心として、コミュニティの持つ力を引き出し、伸ばしていくことが期待されます。
お問い合わせ:東北福祉大学西尾研究室(FAX:022-301-1120)