2022年10月3日
国立研究開発法人　国立精神・神経医療研究センター(NCNP)
印刷用PDF(350KB)

北陸地方で初「石川県摂食障害支援拠点病院」（全国5カ所目）が
金沢大学附属病院に開設されました

　摂食障害いわゆる拒食症・過食症は、若い女性が罹患しやすい傾向はありますが、年齢、性別を問わず誰でもかかりうる疾患です。国内の患者数は22万人と推定されています。死亡率は約５％で、精神疾患の中では最も高率となっているものの、国内では、摂食障害に対する専門性の高い治療を受けられる施設が限られているのが現状です。

　国立精神・神経医療研究センター（NCNP）に設置されている摂食障害全国支援センターでは、精神保健対策補助金「摂食障害治療支援センター設置運営事業」として、全国の都道府県に摂食障害支援拠点病院を設置し、各地域の摂食障害患者が早期に適切な支援を受けられる体制の構築を目指しています。

　このたび、令和４年１０月３日（月）から金沢大学附属病院が、石川県摂食障害支援拠点病院としての活動を開始します。2017年10月に千葉県摂食障害支援拠点病院が指定されてから、5年ぶりの新設です。全国で５カ所目であり北陸地方では初となります。

　石川県摂食障害支援拠点病院では、石川県内の当事者・家族等を対象とした電話相談を開始し、さらに県内での医療連携の構築、摂食障害の啓発、啓もう活動を展開してまいります。摂食障害全国支援センターは、既存の4支援拠点病院とともに、これら活動を支援してまいります。

お問い合わせ先

プレスリリース一覧はこちら