睡眠関連問題に対する集団療法の有効性

  • 精神疾患の多くには、眠付けない、朝起きられないといった睡眠関連問題が併存します。こうした問題に対しては、個人面談に基づく認知行動療法(非薬物療法)の有効性が知られていますが、コストが高いことや提供する心理士が不足しているため、十分供給されていません。
  • センター病院精神リハビリテーション部は当部の監修により、睡眠関連問題を抱える患者さんを対象に集団療法「睡眠力UPプログラム」を提供しています。
  • このプログラムは、認知行動療法の技法に工夫を加え、集団で受けていただけることを特徴としています。
  • 我々は、このプログラムの科学的有効性を調査しており、プログラムに参加いただいた多くの患者さんに協力をいただいております。
  • 科学的な有効性が明らかになることで、より多くの患者さんに利用いただく環境づくりを進めていくことが可能となります。